個性と普遍性 (火5・6)


11月8日(火)、瀬名秀明さんの授業第2回。
『科学』〈岩波)の田中太郎さんをお招きして、8枚の文章の講評を中心に。
ひとまず印象に残ったこといくつか。



評者によって、評価にばらつきがあることがわかったのは、非常に貴重なことだった。
人との相性も、あう人2割、そこそこ7割、あわない人1割とも言われているわけで、
少しくらい否定されても、気にすることはないのだろう。


読み手が共感できるかどうかが強調された。
個人的な経験や周りの人のことについては、特に慎重にならないと。
ちょっとした言い回しによって、読み手をさめさせてしまうことがある。


模倣も重要。
まず影武者に徹することによって、自然と自分なりのものも見えてくることがある。


田中さんからのメッセージ。
批判的な見方、歴史に学ぶ、言葉の力。


あと、インタヴューで本質的なことが語られるのは、
だいたい3分の1が過ぎたところくらいが多いという話も。