2011/5/28土・29日・駒場 日本科学史学会年会・総会 プログラム

2011年度総会・第58回年会のお知らせ
http://wwwsoc.nii.ac.jp/cgi-bin/jshs/diarypro/diary.cgi?no=50

プログラム
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jshs/diarypro/data/upfile/50-1.pdf

特別講演 小柴昌俊「地下実験カミオカンデ
記念シンポ 伊東俊太郎・三浦伸夫「科学史研究を回顧する」
記念シンポ 「明治前科学史研究の回顧と現状」

(↓ 最新版と異なる可能性があります。正式なものは上のpdfをご参照ください。)

2011年度日本科学史学会第58回年会・総会プログラム
2011年5月28日(土)午前の部 10:00-12:05

10:00 A11 コーツによるプリンキピア編者前書き 杉本 剛
10:20 A12 18世紀前半の力学における「座標」概念 伊藤和行
10:40 A13 『解析力学』の理論構成から見た、ラグランジュの初期の力学研究 有賀暢迪<休憩5分>
11:05 A21 ハミルトン・ヤコビ理論の受容とシュタルク効果 中根美知代
11:25 A22 旧制第四高等中学校の物理学教育における電磁気学 夏目賢一
11:45 A23 気体分子運動論と化学現象 稲葉 肇

10:00 B11 19世紀英国科学者によるグランド・ツアー
―チャールズ・バベッジの第1回目のツアー― 野村恒彦
10:20 B12 イギリス衛生学における1865-66年の重要性について 小川眞里子
10:40 B13 近代日本の植民地政策におけるペスト対策 大山卓昭<休憩5分>
11:05 B21 清末中国の出版文化に見る近代天文学の普及過程 斉藤保男
11:25 B22 久米邦武が『米欧回覧実記』で活用した地理書
(その4 ロシア・北欧三国編) 福川知子
11:45 B23 西洋科学技術者の日本における史跡 西條敏美

10:00 C11 佐賀藩反射炉跡地出土の鉄塊の成分分析 長野 暹
10:20 C12 工部大学校創設再考―工部省による工学寮構想とその実施― 和田正法
10:40 C13 大竹多氣の講述論文「自動織機」についての一考察 小関栄助<休憩5分>
11:05 C21 大阪工業試験所の初代所長荘司市太郎 本庄孝子
11:25 C22 滝川人造石油史と遺構の現状 山田大隆
11:45 C23 18-20世紀の英独刃物産業について 松井昭男

10:00 D11 日本科学・技術の史的研究(明治・大正そして敗戦前昭和まで)
菊池俊彦
10:20 D12 科学技術史授業における学生の歴史的事項の認識について 松元宏行
10:40 D13 戸坂潤の「実験」概念の転換 北林雅洋<休憩5分>
11:05 D21 創始期の斎藤報恩会における学術研究助成 米澤晋彦・吉葉恭行
11:25 D22 戦前期における技術封鎖と科学振興調査会 水沢 光
11:45 D23 冷戦初期・占領期における技術者の「頭脳流出」 西山 崇
2011年5月28日(土)午後の部 13:00-16:20<13号館1階1313大教室>
13:00-14:10 特別講演 小柴昌俊「地下実験カミオカンデ」<13号館1階1313大教室>
14:20-16:00 記念シンポジウム「科学史研究を回顧する」 伊東俊太郎・三浦伸夫
2011年5月29日(日)午前の部 9:20-12:05

9:40 A31 インド天文学における惑星モデル 〜バースカラIによる
『アールヤバティーヤ』注釈を中心に〜 廣瀬 匠
10:00 A32 二十八宿古星度試論 武田時昌
10:20 A33 『天学雑録』と漢訳西洋暦算書の影響について 小林龍彦
10:40 A34 「阿蘭陀符帳」の日本伝来 城地 茂<休憩5分>
11:05 A41 関孝和の逐式交乗と交式斜乗について 真島秀行
11:25 A42 清水流の測量術に記された天元術について 佐藤賢一
11:45 A43 藤沢利喜太郎と三上義夫の闘い 柏崎昭文

9:40 B31 エウクレイデス「オプティカ」は数理科学か? 三富照久
10:00 B32 アリストテレスと前5・4世紀ギリシアにおける
身体の中枢器官をめぐる論争 今井正浩
10:20 B33 イブン・スィーナーの物質理論―生命の起源― 俵 章浩
10:40 B34 フランシス・ベイコンの物質理論と学問観 柴田和宏<休憩5分>
11:05 B41 16世紀までの産婆術書は誰が書いたのか
―産婆術書の系譜― 小松真理子
11:25 B42 宋代の譜録にみる格物致知―植物の変異を通して― 久保輝幸
11:45 B43 新発見資料:J.-J.ルソーによるシャプレー『植物図譜』への書き込み
―18世紀植物学の一側面― 小林拓也

9:40 C31 授業筆記が解き明かす明治中期の「理科・科学」 小林昭三・興治文子
10:00 C32 第一次小学校令下の物理教育
−現前橋地区の高等小学校の試験問題 高橋 浩
10:20 C33 明治大正期の独創性教育―棚橋源太郎と沢柳政太郎 舘江栃郎
10:40 C34 文部省科学教育局長・清水勤二による
科学博物館構想とその実現 馬淵浩一<休憩5分>
11:05 C41 京城帝国大学医学部の学生と教授
―prosopography的検討― 石田純郎
11:25 C42 植民地期、朝鮮人科学者の動向と活動について 任 正爀
11:45 C43 戦時下の大学院特別研究生制度について
―制度確立と特別研究生銓衡の経緯を中心に― 吉葉恭行

9:20 D31 フランスに於ける核融合研究史の資料調査 小島智恵子
9:40 D32 熱核融合開発の推進と官産学複合体の形成 石垣 勝
10:00 D33 コールダーホール型原子炉導入における日英関係 奥田謙造
10:20 D34 冷戦初期の米国における国防研究開発委員会の活動について 栗原岳史
10:40 D35 “科学の参謀本部”
−ロシア/ソ連邦/ロシア科学アカデミー研究序説− 市川 浩<休憩5分>
11:05 D41 民間航空機メーカーの技術競争力と分業構造の変化 山崎文徳
11:25 D42 廣重「科学の体制化」論再考 藤田康元
11:45 D43 批判主義の変質:新自由主義改革と日本のSTS 木原英逸
2011年5月29日(日)午後の部 13:00-15:05

13:00 A51 アインシュタイン来日時における石原純との共同研究 安孫子誠也
13:20 A52 石原純の一論文の初出誌 西尾成子
13:40 A53 バークレーの184インチ・サイクロトロン建設における
Alfred Lee Loomisの役割 日野川静枝<休憩5分>
14:05 A61 内部環境概念の展開
―生理学と量子力学における全体論的視座の連動― 天野陽子
14:25 A62 「ボス」と「若手」による湯川記念館設立 小長谷大介
14:45 A63 低速電子線回折におけるFarnsworth型とGermer型の比較:
なぜGermer型が普及したのか 山口まり
15:15-1745 A71 記念シンポジウム「明治前科学史研究の回顧と現状」
佐藤賢一・中村 士・八耳俊文・酒井シヅ

13:00 B51 エドムント・ナウマン(1854-1927)に関する2、3の知見 矢島道子
13:20 B52 海軍水路部における「航海天文学」の研究 高橋智子
13:40 B53 田山利三郎(1897-1952)の南洋地誌 山田俊弘<休憩5分>
14:05 B61 戦時期日本におけるポピュラー・サイエンスと自然保護運動の起源
瀬戸口明久
14:25 B62 発見から80年・「明石原人」の検討 下司和男
14:45 B63 SAMの会と光天連:日本の観測天文学における2つのムーブメント
田島俊之
15:15-17:45 B71 <シンポ>東工大天野資料から見た天野清
中島秀人(代表)・高田誠二・山崎正勝・小長谷大介

13:00 C51 V.I.ヴェルナツキーにおける種の進化と生物圏の進化 徳永盛一
13:20 C52 日本の有機化学研究伝統の形成と眞島利行の役割 梶 雅範
13:40 C53 マイケル・ポランニーの科学研究 古谷紳太郎・中島秀人<休憩5分>
14:05 C61 “An der Wiege der CONTAX”の検証
―1930年代、ドイツのカメラ産業の技術水準 森 亮資
14:25 C62 エドモンド・バークリーと論理回路 杉本 舞
14:45 C63 パラメトロン・コンピュータの構成について 小山俊士
15:15-17:45 C71<シンポ>物質・技術文化からみた近代数理諸科学の展開(1660-1840)
野澤 聡(代表)・小林 学・隠岐さや香・中澤聡・但馬 亨

13:00 D51 四日市公害と環境基準の策定
―硫黄酸化物に係る閾値の設定をめぐって― 馮 丹陽
13:20 D52 大気汚染裁判に関わる研究者たちの専門性
―四日市喘息裁判を中心にー 住田朋久
13:40 D53 岡崎哲夫記念森永ヒ素ミルク中毒事件資料館の史料について 中島貴子<休憩5分>
14:05 D61 試験管ベビーとレトリック:
日本における体外受精技術の導入をめぐって 田中丹史
14:25 D62 アスベスト代替化における技術蓄積のインセンティブ 澤田鉄平
14:45 D63 我が国における研究不正(ミスコンダクト)等の概観
−新聞報道記事から− 菊地重秋
15:15-17:45 D71 <シンポ>国際事業化する大規模科学技術研究開発
石垣 勝(代表)・佐藤 靖・綾部広則・廣野喜幸・有本建男・城山英明