11/28土 高橋さきの氏「ジェンダーと労働:石原修のしごとをめぐって」

(こちらでもご紹介いたします。)


生物学史分科会 11月度月例会
http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~ft12153/hisbio/meeting_j.htm

《日時》 11月28日(土) 午後3:00〜5:30

《場所》 東京大学駒場キャンパス14号館3階308号室
(※京王井の頭線駒場東大前」駅下車、渋谷寄り改札を出て正面手前に構内案内板があります。)
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam02_01_13_j.html

《発表者》 高橋さきの氏(翻訳者・東京農工大学非常勤講師)

《題目》 ジェンダーと労働:石原修のしごとをめぐって

《内容紹介》
セクシュアリティジェンダー観や「性差」観は、労働のあり方と密接に関わっており、その時代の産業状況を反映しています。
今回は、明治から戦後にいたる時期の繊維工業や鉱業の様子、また、重工業の立ち上がりの現場、そしてそうした現場と公衆衛生との関わりについて、石原修の仕事や足跡を辿りながら考えてみたいと思います。
石原修は、明治末期に『女工結核』を発表して工場法の施行に尽力したことで有名ですが、鉱山の労働衛生の改善にも尽力し、その後『新稿労働衛生』を著しつつ、産児制限や、さらには戦後の労働基本法に至るまで、示唆的な発信を続けました。
今回は、対応する時期の米国の労働運動(IWWの活動を中心に)やフェミニズムの第一波、そして、90年代この方の性差観の変化についても触れる予定です。


次々回以降にご発表いただける方も募集しておりますので、
ぜひともご検討くださいますよう、よろしくお願いいたします。


なお、12月13日(日)には、
シンポジウム「生物学が語る「自然」のポリティックス」が予定されています。
http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~ft12153/hisbio/sympo_j.htm


また、次回は2010年1月30日(土)に、森修一氏(国立感染症研究所ハンセン病研究センター)による、ハンセン病と医学についてのご発表を予定しています。