面会記録 9/28

倉田克彦氏(神宮司廳 神宮技師)ほか、神宮司廳営林部のみなさまにお世話になりました。

また営林部で保管している多くの貴重な資料を撮影させていただきました。
「神宮神地保護委員会 記録」
「神宮神地保護委員会 記事」
「神宮神地保護委員会 筆記」
御料局度会事務所(1900)『神垣事業区施業案』
名古屋司庁度会出張所(1911)『神垣事業区検訂施業案』
(1919)『神垣事業区検訂施業案(未定稿)』
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 木村(2001)の p. 362 の「正式に宮域林の植栽として記録があるのは農商務省によって明治16、18、19年に植えられたスギ23.06ヘクタールが最初である」の区域が、「6ハ」であることを確認できたりしました。
 それから、おもしろかったのは、1931年11月29日の第10回神地保護調査委員会の決議。「宮域林は今後国立公園その他名勝回遊施設の実現を希望するものありとも神宮の風致と五十鈴川の水源涵養とに鑑み之の容認すへからざること。唯第7回神地保護調査委員会に於て決議せられたる範囲内に於て参拝者・休憩逍遥に適する施設をなすを妨げざること」。それから15年後、占領下の1946年に伊勢志摩国立公園の一部となります。