「科学」「技術」を言いかえて


プログラムの受講生5人が集まっての、初の勉強会。
40ページほどを読むのに2時間まるまるを費やした。

やはりつまずくのが、「科学」や「技術」という言葉。
特に、「科学コミュニケーション」を考えるときに、
その「科学」が、「個人の生活」にかかわるものか、「感動する科学」かの区別は必要。
つまり、「正/負」とか、「摩擦の調整/感動の共有」とか。

ちょうど技術論も範囲に含まれていて、興味深く読んだけれど、
技術論で突きつめて考えたときの「技術」という言葉は、もはや日常の使い方からはほど遠くなっている。

「科学」とか「技術」とかいう言葉を極力使わずに、議論をすると生産的になりそうだと思った。

そのほか。
・ 「科学の人類学」の項に対して、実際に実験研究やっている人からは当たり前じゃん、という感想も。
・ 院生がかかえる悩み調査があるといい。
などなど。



次回は2月9日(木)12時半から14時半。

井山・金森2000、pp.14-51。
・サイエンティスト  科学者はどこからやってきたのか? いったい何者なのか?
・科学革命I  近代科学はいつ生まれたか?
・科学革命II  パラダイム変換と第二次科学革命
・科学者集団  科学者の職業特性と社会的役割
・サイエンス・ギャップ  ロスマンの科学神話論