7/17日・駒場 立石裕二(2011)『環境問題の科学社会学』

合評会を開催いたします。

環境問題の科学社会学 (関西学院大学研究叢書)

環境問題の科学社会学 (関西学院大学研究叢書)

http://t.co/mkRrwBX

生物学史研究会では、7月2日(土)の野崎有以氏のご発表につづき、
7月17日(日)に、以下のように立石裕二氏『環境問題の社会学』の合評会を開催いたします。
http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~ft12153/hisbio/meeting_j.htm

《日時》 7月17日(日) 13:00〜15:30 (曜日と時間が通常と異なります)

《場所》 東京大学駒場キャンパス14号館3階308号室
(※京王井の頭線駒場東大前」駅下車、渋谷寄り改札を出て正面手前に
構内案内板があります。)
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam02_01_13_j.html

《報告者》
立石裕二氏(関西学院大学 社会学助教
※コメンテーター:住田朋久(東京大学大学院 総合文化研究科 博士課程)

《題目》
環境問題の科学社会学

《内容紹介》
環境問題をめぐっては、一部の専門家だけで政策が決まり、当事者・市民に対して開かれていない点、科学的な不確実性を口実にして対策が先送りされてしまう点など、科学と社会の関係がしばしば問題になっています。拙著『環境問題の科学社会学』(2011年、世界思想社)では、イタイイタイ病長良川河口堰問題、化学物質過敏症シックハウス症候群といった事例を取り上げ、環境問題において科学が果たすべき役割、果たすべきではない役割について検討しました。科学社会学の立場から分析するなかで重視したのは、科学の自律性です。科学が行政や環境運動からの要請ではなく、自律的に研究を進めるのはどういう場合でしょうか。自律的な研究活動は問題解決の過程において功/罪両面でどういう働きをするのでしょうか。本発表では、環境問題において専門知と民主的手続きをともに生かした意思決定が可能になる社会的条件について考えます。

《文献》
立石裕二『環境問題の科学社会学
http://www.sekaishisosha.co.jp/cgi-bin/search.cgi?mode=display&style=full&code=1515

※ 今回は、著者の立石裕二氏を迎えて、本書の合評会を行います。
初めに立石氏からお話しいただき、それを受けて住田がコメントさせていただきます。
その後、フロアの皆様との討論といたします。

会場の準備のため、参加される方は
住田朋久(sumidatomohisa@gmail.com)までご連絡いただけると
ありがたく存じます。

なお、11時30分から、立石氏を囲んでキャンパス内の「ルヴェソンヴェール駒場」で
会食を予定しています(日替わりランチは800円から)。
http://www.leversonverre-tokyo.com/restaurant_komaba_shop/index.html
席を予約しますので、参加される方はご連絡ください。

生物学史研究会係: 住田朋久・奥村大介 拝

参考:
立石裕二氏のウェブサイト https://sites.google.com/site/yjtateishi/
立石裕二(2008)「環境問題における科学と社会の相互作用および科学の自律性に関する研究―科学委託と批判的科学ネットワークに注目して―」 東京大学 博士論文 http://www.l.u-tokyo.ac.jp/postgraduate/database/2008/619.html