7/17土 内田賢太郎氏「生きものを見る眼――エルンスト・ユンガー『冒険心・第一稿』を中心に」

生物学史研究会(日本科学史学会 生物学史分科会)
http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~ft12153/hisbio/meeting_j.htm

《日時》 7月17日(土) 午後3:00〜5:30

《場所》 東京大学駒場キャンパス14号館3階308号室
(※京王井の頭線駒場東大前」駅下車、渋谷寄り改札を出て正面手前に構内案
内板があります。)
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam02_01_13_j.html

《報告者》
内田賢太郎氏(慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程/ドイツ文学)

《題目》
生きものを見る眼――エルンスト・ユンガー『冒険心・第一稿』を中心に――

《内容紹介》
ドイツの作家エルンスト・ユンガー(1895-1998)の思索日記としての側面も
持つ『冒険心・第一稿』には、その後の彼の論考やエッセー、また小説に結
実されるテーマが数多く呈示されている。いま、その中でも取り上げてみた
いのはユンガーが「新しい認識」として掲げる「立体的な認識」についてで
ある。たとえば、三十年代に書かれた『労働者』のテーマでもあるゲシュタ
ルトとしての労働者という理念もまた、この認識によってつかんだ生きもの
のすがたと密接にある。ではユンガーの「立体的な認識」は、また生きもの
へのまなざしはどのようなものだったのだろうか。このことを顕微鏡、照準
器、ルーペといった光学器械を軸に分析し、呈示していきたい。


※ 会場の準備のため、参加される方は奥村大介(okumuradaisuke1884@gmail.com)までご連絡いただけるとありがたく存じます。


なお、今後は以下を予定しています。
8月21日(土) 林田愛氏
9月25日(土) 金森修氏(『〈生政治〉の哲学』)

なお、すでにご案内したとおり、
今週土曜日には6月の研究会が以下のとおり開催されますので、
こちらもふるってご参加ください。
http://d.hatena.ne.jp/sumidatomohisa/20100527/1274931916